格安SIMを利用すれば大手キャリアと比べると月々の料金が半額以下になることもあります。
しかし、スマホ料金は節約したいけど、通信速度にもこだわりたいという人が多いのではないでしょうか?
いくら料金が安くても、速度が全く出ないということになると、乗り換えたいとは思いませんよね。
そこで、楽天モバイルの速度やデータ通信の使い勝手はどうなのか、詳しく紹介しますのでぜひ参考にしてください。
目次
楽天モバイルの通信速度はどれくらい?

楽天モバイルはドコモ回線を借りて営業しているMVNOですので、通信速度は安定しており、快適にデータ通信を使うことができます。
楽天モバイルの高速通信は下り最大262.5Mbps
楽天モバイルの高速通信の速度は、下り最大262.5Mbpsとなります。
ドコモ回線では最大988Mbpsとなっていますのでドコモと比べると通信速度は落ちてしまいますが、格安SIM全体の中では平均的な速度です。
楽天モバイルの実際の通信速度
データ通信はベストフォーベスト型のサービスですので、理論上の数字が出るわけではなく、混み具合や接続する場所によって速度は大きく変わります。
楽天モバイルを実際に利用している人の口コミを調べてみると、楽天モバイルの実際の速度は平均すると10Mbps程度の速度になるようです。
他社の格安SIMでも同程度の数字になることが多いため、楽天モバイルは格安SIM全体の中で比較すると特別速い、もしくは特別遅いということはありません。
時間帯による速度の違い
利用者が多く通信の集中する時間帯は通信速度が落ちます。
楽天モバイル利用者の口コミを参考にすると、利用者が込み合うお昼と夜の時間帯は通信速度が落ちるようです。
たとえば12時~13時の時間帯は会社員の昼休憩の時間になりますので、データ通信を利用する人が多く、実際の速度は1~3Mbps程度になることが多いです。
それでもインターネットを閲覧するぐらいなら、ストレスはありませんしYouTubeなどで動画視聴も可能な速度が出ます。
楽天モバイルは遅い?通信速度を他社と比較
携帯電話会社には大きく分けて大手キャリアとキャリアのサブブランド、そして格安SIMの3種類があります。
最も速度が速いのは大手キャリアで、次が大手キャリアのサブブランドであるUQモバイルやワイモバイルです。
楽天モバイルは大手キャリアやそのサブブランドと比べると速度は遅いです。
しかし、回線が繋がらなくなるほど速度が出ないということはなく、料金が大幅に安くなりますので、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
楽天モバイルの速度制限
楽天モバイルの速度制限は、ドコモ回線なのかau回線なのかによって違います。
ドコモ回線の場合は2017年以降は直近3日間の通信量による速度制限がなくなっています。
au回線の場合は直近3日間の通信が6GB以上になったときに通信制限になることがあります。
また、au回線では低速通信の速度制限もあり、直近3日間で低速モードでの通信が366MBを超えると速度制限になることがあります。
楽天モバイルの低速時の速度はどれくらい?

格安SIMを選ぶときは低速モードの速度がどれぐらいかということも重要です。
低速モードならどれほど通信しても高速通信容量が減りませんので、低速モードの速度が速ければそれだけたくさんデータ通信が使えるということになります。
実は楽天モバイルにはスーパーホーダイというプランがありますので、格安SIM全体の中では低速モードの速度が最も速い会社になります。
スーパーホーダイなら低速時も1Mbps
楽天モバイルで最も人気のあるスーパーホーダイプランでは、低速通信の速度が最大1Mbpsになるのが特徴です。
高速通信を使いきったあとも、最大1Mbpsで使い放題になりますので、動画を視聴したりアプリをダウンロードしたりするのも快適です。
12時~13時と18時~19時の時間帯は300Kbpsに制限されますが、それ以外の時間帯はどれだけ使っても最大1Mbpsで使い放題になります。
スーパーホーダイ低速時の速度の口コミ
スーパーホーダイの低速通信を実際に利用した人の口コミを参考にすると、動画の視聴も問題なくできるという体験談がたくさん見つかります。
画質はある程度落とす必要はあるものの、解像度を下げれば外出先でYouTubeなどの動画が見放題になります。
他社の格安SIMでは特定のアプリで通信でカウントフリーになるサービスもありますが、YouTubeなどの動画サービスをカウントフリーにできる会社はごく一部だけです。
さらに、カウントフリーのために別途月額料金が必要となります。
楽天モバイルの場合は、スーパーホーダイなら追加料金なしで低速モードで使い放題となりますので、データ通信をたくさんする人にとっては大きなメリットになるでしょう。
また、スーパーホーダイの1Mbps使い放題は特定アプリやサービスに限定されたものではありませんので、アプリのダウンロードもできますし、テザリングをすることもできます。
スーパーホーダイの低速モードでテザリングをして、パソコンやタブレットを接続してネット閲覧をしたり、外出先で仕事をすることもできます。
最大1Mbpsの速度があれば色々なことができますので、活用の幅は大きく広がります。
楽天モバイルは速度の切り替えが簡単
楽天モバイルで低速モードを利用するときは、楽天モバイルのSIMアプリを使って速度の切り替えが簡単にできます。
楽天モバイルSIMアプリを開くと最初の画面に高速通信のオンオフを切り替えるところがありますので、ワンタップで簡単に低速モードにすることができます。
好きなときに使い放題の低速モードに切り替えができますので、外出先でアプリや動画などのダウンロードをするときに低速モードに切り替えて高速通信を節約するという使い方ができます。
高速低速の切り替えを上手に行って節約すれば、スーパーホーダイの2GBプランでもストレスなく使えます。
組み合わせプランの低速通信は200Kbps
楽天モバイルのスーパーホーダイ以外のプランは「組み合わせプラン」と呼ばれていますが、組み合わせプランの低速通信は200Kbpsとなります。
200Kbpsでは、動画の再生をするのは難しいですが、メールやLINEなどは特に問題なく使えます。
ネットサーフィンでは、画像が多いページを表示するには時間がかかりますが、文字中心のページなら閲覧することができます。
なお楽天モバイルをau回線で使う場合は、スーパーホーダイが選べませんので、au回線の低速通信は常に200Kbpsということになります。
通信速度を他社と比較
楽天モバイル以外の格安SIMの低速モードの速度は、ほとんどの会社が200Kbpsから300Kbpsとなっています。
最近までOCNモバイルONEで500Kbpsで15GB使えて音声通話付きで2,500円というプランがありましたが、こちらはサービス終了しています。
その他500Kbpsで通信できるプランとしては、UQモバイルにデータ無制限プランというものがあります。
こちらは音声通話と500Kbpsの無制限の通信が付いて月額2,680円です。
これら比較すると、楽天モバイルのスーパーホーダイは低速モードの速度速度が1Mbpsで、他社よりも大幅に速いということになります。
通話もできてかけ放題もつくことを考えると、楽天モバイルのスーパーホーダイはメリットの大きいプランだと言えるでしょう。
まとめ
楽天モバイルはドコモ回線またはau回線を使っていますので、通信速度が安定しています。
利用者の多いお昼や夜の時間帯でもストレスなくデータ通信を使うことができます。
そして、他社にはない楽天モバイルならではのメリットが、スーパーホーダイなら低速時も最大1Mbpsになるところです。
高速通信容量を使い切っても、メールやネット閲覧程度なら快適に使えますので、この点は大きなメリットになるでしょう。