旅行や出張などで海外によく行く人は、携帯電話会社を選ぶときに海外で使えるかどうかも気になりますよね。
月々の料金が安くなりかけ放題もつく楽天モバイルに興味があるけど、海外で使えないと困るのでまだ乗り換えしていないという人もいるかもしれません。
そこで今回は楽天モバイルの海外での使い方や料金などを詳しく解説しますので、ぜひ参考にして下さい。
目次
楽天モバイルは海外で使える?

楽天モバイルはドコモ回線を使っていますので、海外においてもドコモと同様の国際ローミングが使えます。
そのため、海外に行ったときも楽天モバイルのSIMを装着したスマホで電話できます。
「ローミング」の意味は、契約してる会社ではなく、別の会社の回線を使って電話をかけたり受けたりすることです。
ドコモやauなどの大手キャリアは標準的に国際ローミングができるようになっていますが、キャリアの回線を使って利用する格安SIMの会社は、国際ローミングができる場合とそうでない場合があります。
海外出張や海外旅行に行くことが多い人は、どの格安SIMの会社を選ぶときにこの点をしっかりと確認しておく必要があります。
楽天モバイルの場合は追加料金なしで海外で使えますので、海外旅行や出張によく行く人にもおすすめできる格安SIMです。
国際ローミングのメリットとは
海外に行ったときに国際ローミングを利用して通話をすると、その国の通信会社の回線で音声通話をしていることになります。
短期間の海外出張や海外旅行のときに、わざわざその国の携帯電話会社と契約しなくても、今のスマホでそのまま通話できるのがメリットです。
もし海外で使えない会社なら、現地の携帯電話会社と契約するか、または海外で使えるプリペイド方式のサービスを使わなくてはなりません。
そうなると手続きが色々と面倒ですし、料金も高くなってしまう場合があります。
楽天モバイルの海外SIMとは
楽天モバイルでは、以前は海外SIMというサービスがありました。
海外SIMは海外で使うことを目的としたプリペイドのSIMカードのサービスで、海外用のSIMを別に用意して、海外に行っているときはSIMを挿し替えて通話やデータ通信ができるサービスでした。
しかし2019年の1月に海外SIMは廃止されましたので、現在は申し込みすることができなくなっています。
つまり、現在は海外で使う方法は国際ローミングのみとなります。
楽天モバイルを海外で使うときの料金は?

海外で使う時の料金システムはどのようになっているのか解説します。
国際ローミングの月額料金は?
国際ローミングは通常の契約プランから追加料金なしでつけることができます。
事前に申し込みは必要ですが、海外で使うために追加で月額料金を払う必要はありませんので、発生するのは通話料金だけです。
もし海外に行って結局一度もスマホで電話しなければ、料金はかかりません。
国際ローミングの通話料は?
海外での通話料金は、どの国で利用するかによって変わります。
楽天モバイルではドコモの国際ローミングと同じサービスが使えますので、国ごとの通話料金についてもドコモを利用する場合と同じ料金となります。
海外でSMSは送受信できるか
楽天モバイルの公式サイトには海外でSMSの送受信はできないという記載がありますが、これは国際ローミングを使わない場合の話です。
国際ローミングに申し込みすれば、SMSの送受信もできるようになります。
SMS送受信は海外の通信事業者によって行いますので、SMSの料金はどの国で送受信するかによって変わります。
海外で使うための設定方法

楽天モバイルを海外で使うための設定は、メンバーズステーションから申し込みをする必要があります。
まずスマホやパソコンのブラウザでメンバーズテーションにログインし、メニューの中から音声付加サービスの項目を選択し、その中にある国際ローミングの項目で申し込みを行います。
月額料金などはかかりませんので、申し込みのチェックボックスにチェックを入れるだけで大丈夫です。
メンバーズステーションから申し込みしてしばらくすると有効になります。
申し込みは楽天モバイルに新規加入する時に同時に申し込みすることもできますし、メンバーステーションにログインして好きなタイミングで有効化することもできます。
海外に行く予定がなくなったら、メンバーズステーションから無効にすることもできます。
楽天モバイルを海外で使うときの注意点

海外で使うときに気をつけておきたいポイントをご紹介します。
楽天でんわは海外では使えない
通話料が安くなる楽天でんわというサービスがありますが、こちらは海外では適用されません。
海外からの発信は国際ローミングで現地の通信会社を通して行いますので、楽天モバイルの回線ではありません。
スマホに楽天でんわのアプリを入れていても、楽天でんわの料金は適用されませんので注意しましょう。
楽天でんわにはかけ放題サービスもありますが、海外から発信する時はかけ放題の対象外となります。
この点を勘違いすると帰国してから高額請求になってしまう可能性がありますので注意してください。
渡航先の通話料が適用される
渡航先の通話料が適用されますので、どの国に行くかによって料金が大きく変わります。
通常はマイナーな国ほど通話料金が高くなる傾向がありますので、出発する前に通話料はいくらなのか必ず確認しておくようにしましょう。
海外ではできるだけ長電話をしないようにしましょう。
海外で着信すると通話料が高額になることも
海外で利用するときは、相手から電話を受けた時も通話料はこちらが負担しなければならないという点も要注意です。
例えば海外に行っていることを知らない人から電話あった場合、早めに電話を切らないと帰国してから高額の請求になってしまう可能性があります。
データSIMは海外では使えない
国際ローミングは音声通話とSMSの送受信のみとなりますので、データ通信を行なうことはできません。
そのため、音声通話のないSIMは海外で使うことはできません。
音声通話機能付きのSIMで利用するようにしましょう。
スマホの対応周波数帯の確認も必要
国際ローミングを設定すれば海外でも通話やSMSが使えるようになりますが、これはあくまでも手持ちの機種が投稿先の周波数に対応している場合の話です。
国によっては手持ちのスマホが現地の周波数帯に対応していない可能性があります。
特に国内のキャリアで購入したスマホを楽天モバイルでそのまま使う場合は、渡航先で使えないということは十分に考えられます。
必ず海外に行く前に手持ちの機種が行き先の国の周波数帯に対応しているか調べるようにしましょう。
まとめ
楽天モバイルでは事前に簡単な設定をしておくことで海外でも使うことができます。
海外で使うための追加料金は必要ありませんので、現地での通話料金をしっかりと確認しておくようにしましょう。
楽天モバイルは海外で使うための設定も簡単にできますので、海外旅行や海外出張によく行く人にもおすすめできる格安SIMです。