ドコモやauなどキャリアの契約は2年縛りが基本になっています。
2年間は利用し続ける代わりに、端末代や通信量の割引が受けられるというものです。
格安SIMの楽天モバイルでも2年縛りはありますが、大手キャリアとは仕組みが違います。
楽天モバイルの2年縛りや最低利用期間について詳しく解説しますので、契約前に確認しておきましょう。
- 最低利用期間内の解約は9,800円かかる
- 最低利用期間以降は違約金なし(自動更新もなし)
- 契約期間を長くするほど料金は安くなる(最長3年契約)
楽天モバイルの2年縛りとは?3大キャリアとの違いを解説

楽天モバイルでは、最初に契約したときから一定期間は利用を継続する約束という最低利用期間があります。
この最低利用期間の間に解約すると、9,800円の契約解除手数料がかかります。
楽天モバイルではプランによって12ヶ月〜36ヶ月の最低利用期間があります。
スーパーホーダイプランの2年契約が人気ですが、最低利用期間が24ヶ月となりますので、これが楽天モバイルの2年縛りです。
ただし楽天モバイルの最低利用期間がキャリアと違うのは、最低利用期間が満了したあとはいつ解約しても違約金がかからないというところです。
キャリアの場合は更新月が1~2ヶ月あり、更新月に解約しなければまた2年縛りがスタートしてしまいます。
楽天モバイルの場合は、最初の最低利用期間が満了すると、それ以降は縛りがなくなりますので、いつ解約しても大丈夫です。
この点を考えると、楽天モバイルの2年縛りはキャリアの2年縛りよりも自由度が高いと言えるでしょう。
楽天モバイルのスーパーホーダイの最低利用期間は安さと関係している

楽天の人気プランはスーパーホーダイですが、スーパーホーダイの特徴として、契約年数を1年、2年、3年の3種類から自分で選べるということがあります。
契約年数が長いほど月々の料金が安くなります。
スーパーホーダイの場合は、この契約年数がそのまま最低利用期間になります。
つまり、3年契約を選べば料金は安いですが3年縛りとなります。
1年後他社に乗り換えするかもしれない人は1年契約が安心ですが、月々の料金は高くなります。
2年縛りとなる2年契約はその中間ということになります。
もし契約期間の途中で楽天モバイルを解約すると、契約解除料が9,800円請求されてしまいます。
これは残っている期間の長さにかかわらず一律9,800円です。
つまり1年縛りで契約期間1年以内で解約した場合も9,800円ですし、3年契約で契約してすぐに解約した場合でも9,800円です。
以前は残っている契約期間が長いと最大で29,800円の契約解除料がかかっていましたが、そのシステムはなくなり、一律9,800円に変わっているので安心感が増していますね。
さらに、楽天モバイルは一度最低利用期間を過ぎれば、その後はいつ解約しても契約解除料がかかりません。
キャリアのように2年縛りが更新されてしまうという心配はありません。
組み合わせプラン、データプランの最低利用期間
組み合わせプランの最低利用期間は1年間です。
ただし、現在は受付終了しているコミコミプランや、過去に実施されたキャンペーン経由で申し込んでいる場合は24ヶ月になっていることもありますので解約前に確認が必要です。
データ通信のみのプランの場合、最低利用期間はありませんので、いつ解約しても契約解除料はかかりません。
ただし、データSIMの場合でも、2回線目の割引などキャンペーンが適用されているときや、エントリーパッケージで申し込みした場合は最低利用期間が6ヶ月になることがありますのでこちらも注意してください。
まとめ
- 最低利用期間内の解約は9,800円かかる
- 最低利用期間以降は違約金なし(自動更新もなし)
- 契約期間を長くするほど料金は安くなる(最長3年契約)
楽天モバイルでも大手キャリアと同じように2年縛りや3年縛りがあり、途中で解約すると契約解除料がかかります。
しかし、楽天モバイルは一度最低利用期間が経過すると、その後はいつ解約しても違約金がかかりません。
2年縛りが更新されてしまう大手キャリアと比べると自由度が高くなっています。
楽天モバイルに申し込むときは、どれくらいの期間使いたいのか考えてから契約年数を選ぶようにしましょう。