格安SIMのメリットといえば大手キャリアより料金が大幅に安くなるところです。
毎月のスマホ代を節約したくて格安SIMへの乗り換えを検討している人はたくさんいます。
しかし、格安SIMの会社は数が多いので、どこが安いのかすぐにわかりにくいということもあるのではないでしょうか?
そこで今回は料金が安い格安SIMについて紹介しますので、格安SIM選びの参考にしてください。
目次
格安SIMの毎月の料金相場はどれくらい?

料金が安い格安SIMを探すために、まずは平均的な格安SIMの料金相場についておさえておきましょう。
格安SIMの平均的な料金は、音声通話に4G LTE通信が3GBついた基本の音声プランで1,700円程度が目安です。
10分かけ放題オプションを加えて月額2,500円程度で利用する人が多いです。
大手キャリアから乗り換えする場合は月2,500円程度を相場の目安と考えておきましょう。
料金が安い格安SIMはどのように選べばよい?

それでは料金が安い格安SIMはどのように探せばよいのか、料金重視で検討するときの選び方を紹介します。
以下の3つのポイントを意識して選ぶのがおすすめです。
- 毎月のデータ量が少ないプランほど料金が安い
- 通話をたくさんするならかけ放題を付けた方が安くなる
- 無料通話アプリで通話料の節約をする
できるだけデータ量が少ないプランにする
月額料金が安い格安SIMを選ぶには、高速通信のデータ量が少ないプランにするのがおすすめです。
格安SIMは大手キャリアの回線を借りていますので音声通話の質はどのプランも同じ。
月額料金が高いか安いかは、主に何ギガ使えるプランなのかということで決まります。
高速通信のメリットは?
格安SIMで「ギガ数」と言われているものは、大手キャリアと同じく高速通信が利用できるデータ量です。
格安SIMの高速通信は実効速度で1~20Mbps程度出ますので、画像や動画がたくさんあるWebページの読み込みや、YouTubeやAbemaTVなどの動画再生、ゲームなどが快適に使えます。
比較として低速通信の速度は200~300Kbpsとなり、画像の多いWebページは読み込みに時間がかかりますし、SNSを閲覧するだけでもストレスを感じてしまうことになります。
動画や画像をストレスなくたくさん見たい場合は高速通信が必要になります。
3GBでできることは?
一般的に格安SIM会社の人気のプランは3GBのプランです。
3GBプランなら1日あたり約100MBの通信ができるので、外出先でネットやSNSを頻繁に見てもストレスなく使用できます。
普段自分がどれくらいデータ量を使っているのか振り返ってみて、最低限必要なデータ量を把握しておきましょう。
使用しているデータ量は請求書やサポートページなどで確認できます。
もし1ヶ月に3GBくらいしか通信していないなら、3GBプランがある格安SIMを選べば月額料金が安くなります。
もっと少ない方は1GBのプランがある会社を選べば1,300円程度まで月額を下げることができる場合もあるので、しっかり自分の現在使っているデータ量を確認しておきましょう。
データの少ないプランで契約してWi-Fi回線を活用する方法
料金が安いプランは毎月のデータ量が少ないのがデメリットですが、Wi-Fi回線で補うという方法もあります。
たとえば、自宅で光回線などを利用しているなら、Wi-Fiで通信すれば格安SIMのデータ量は消費しません。
外出先でもポケットWi-Fiサービスや公衆Wi-Fiを活用すればデータ量が少ないプランでもインターネットを利用することができます。
楽天モバイルでも「楽天モバイルWiFi by エコネクト」というサービスを月額362円で使えるので、外出してパソコンなどをカフェで使うことが多い方などにはおすすめです。
通話をたくさんするならかけ放題をつけた方が安くなる
10分の通話を月に5回以上するならかけ放題を付けておいた方がよいでしょう。
月額料金が安いプランを選べば毎月の請求額が必ず安くなるかというとそうではありません。
通話定額のないプランは通話料がすべて従量課金になりますので、たくさん話すとそれだけ料金が高くなってしまいます。
格安SIMの通話料は、30秒あたり10円が基本です。
もともとの通話料は30秒あたり20円ですが、どの会社も自社のアプリを通して電話をかけることで通話料が半額になるサービスを無料で提供しているからです。
30秒10円ということは、10分間通話しただけで200円の通話料がかかるということ。
一般的に格安SIMで通話定額のプランは「10分かけ放題」が主流です。
オプション料金は月額800~950円程度なので、仕事や家族などに月合計60分以上電話をかける方はかけ放題プランを検討しましょう。
長電話は無料通話アプリで
かけ放題ではカバーできない通話時間の長い電話は、ラインなどの無料通話アプリを使えば通話料金を発生させないですみます。
通話定額と無料通話アプリをフル活用して、できるだけ従量課金で通話しないようにすることが安い料金で使うコツです。
注意しなければいけないのは、無料通話とはいえライン電話をする場合はデータ通信量を消費するので、長い通話はWiFi環境ですることをおすすめします。

ドコモ系の格安SIMで毎月の料金が安い会社を紹介

それでは料金が安いおすすめの格安SIMを具体的に紹介します。
格安SIMにはドコモプラン、auプラン、ソフトバンクプランがありますが、少しでも安い格安SIMを見つけたいなら、ドコモ系から探すのがおすすめです。
ほとんどの格安SIMにドコモプランがあり、ドコモ系は選べる会社の選択肢が一番多いからです。
ドコモ系の中でも特に料金が安い格安SIMは以下の会社です。
- 楽天モバイル
- nuroモバイル
- H.I.S.モバイル
楽天モバイル
格安SIMの中では有名な楽天モバイルのスーパーホーダイですが、3年契約にすると月額1,480円からで10分かけ放題がつくという非常に安いプランとして利用できます。
スーパーホーダイでは契約年数を1年・2年・3年の3種類から自分で選ぶことができます。
最初の2年間の料金は契約年数が長いほど安くなり、プランSの2年契約は1,980円、3年契約は1,480円です。
3年目からは2,980円になりますが、最初の2年間が安いので総額ではかなりお得なプランです。
さらに、スーパーホーダイなら低速通信の速度が最大1Mbps出ますので、ネットやSNS程度ならデータも使い放題です。
ずっと格安SIMを使い続けるなら、スーパーホーダイで長期契約すると安く利用できます。
nuroモバイル
nuroモバイルはソニーグループの格安SIMです。
nuroモバイルでは高速通信が200MBの「お試しプラン」があり、音声SIMが月額1,000円で利用できます。
WiFi環境がありデータ量は最小限でよいので料金が安いところがよいという人におすすめです。
H.I.S.モバイル
H.I.S.モバイルにはデータ量が毎月500MBで月額1,020円の音声SIMがあります。
さらに、通話定額オプションが5分かけ放題で月額756円となっています。
かけ放題対象が5分間と短い分オプション料金は安くなりますので、月額料金を安くしたいならメリットがあります。
au系の格安SIMで毎月の料金が安い会社を紹介

auのスマホをそのまま使いたい人や、auの提供エリアで使いたいならau系プランの格安SIMから選びましょう。
auプランはドコモプランより月額料金が200~300円ほど高くなる会社が多いです。
au系の中で料金が安い格安SIMを紹介します。
- nuroモバイル
- イオンモバイル
nuroモバイル
auプランでも料金が安いことを重視するならnuroモバイルが優秀です。
音声通話と200MBのデータがセットのお試しプランは、au回線なら月額1,200円です。
イオンモバイル
イオンモバイルでは、音声通話とデータ500MBがセットになった月額1,220円のauプランがあります。
全国のイオンの店舗で申し込みができるのもメリットです。
ソフトバンク系の格安SIMで毎月の料金が安い会社を紹介

ソフトバンク系の格安SIMはまだ数が少ないため、比較する選択肢が非常に狭くなってしまいます。
ひとつ言えることは、ソフトバンク系の筆頭であるワイモバイルはソフトバンクのサブブランドのため、大手キャリアと格安SIMの中間のような存在となり、料金は比較的高めです。
安い格安SIMを利用したいならワイモバイル以外から選んだほうがよいでしょう。
- LINEモバイル
- b-mobile
LINEモバイル
ソフトバンクプランを安く利用するならLINEモバイルがおすすめです。
ソフトバンクプランはドコモプランと比べて料金が高くなりやすいのですが、LINEモバイルはドコモプランと同じ料金でソフトバンクプランを利用できます。
LINEモバイルはLINEアプリの通信量がカウントフリーとなりますので、データが少なめのプランでも利用しやすいのもよいところ。
データ1GBのLINEフリープランなら音声通話つきで月額1,200円で利用できます。
b-mobile
ソフトバンク系で料金が安い格安SIMは、データ量1GBで月額990円で利用できるb-mobileがおすすめです。
ただし、b-mobileのソフトバンクプランはiPhone専用でAndroidでは使えないという特殊な制約があります。
ソフトバンクで購入したiPhoneをそのままで使うならメリットがあります。
データプランで毎月の料金が安い会社を紹介

音声通話なしのデータSIMで料金が安い格安SIMを紹介します。
nuroモバイル
データSIMでも安い格安SIMならnuroモバイルのお試しプランがおすすめです。
nuroモバイルのデータお試しプランは0.2GBで月額300円で利用可能。
格安SIMがどんなものか体験したい人にもおすすめです。
LINEモバイル
データSIMを安く利用したいなら、LINEモバイルもおすすめです。
LINEアプリのデータ通信をカウントしないLINEフリープランの1GBなら月額料金は500円です。
さらに、LINEモバイルのデータSIMは最低利用期間がないという特徴もあります。
2~3ヶ月使って必要なくなったら解約ということもできますので、維持するコスト総額を安くできます。
イオンモバイル
イオンモバイルにはデータ量1GBで月額480円のデータ専用SIMがあります。
LINEモバイルのようにカウントフリーのシステムはありませんが、月額料金が少しだけ安いのが特徴です。
イオンモバイルのデータSIMはau回線でも同じ料金で利用できます。
まとめ
格安SIMの月額料金は音声プランなら1,500~3,000円程度が相場です。
料金はデータ量(ギガ数)と、通話定額サービスが付いているかどうかで変わります。
とにかく安い格安SIMを探しているなら、データ量が少ないプランを選んで、かけ放題など通話定額サービスなしにするのがおすすめです。
WiFiや無料通話アプリなどを活用すればスマホ代を大幅に節約できるでしょう。