ライン(LINE)はスマホユーザーの多くが利用している、日本人には欠かせないSNSアプリです。
性別年齢問わずいろんな人が使っていますので、格安SIMに乗り換えても使い続ける人がほとんどです。
そんなラインの便利機能のひとつが、ラインの友だちと無料で話せる音声通話ですよね。
ラインの無料通話はデータ通信を行いますので、どれくらいのギガ数を消費するのか気になる人も多いはず。
そこで今回はラインの通話がお得に使える格安SIMについて紹介しますのでぜひ参考にしてください。
目次
ライン通話の通信量はどれくらい?

格安SIMは通話料が高いのがデメリットなので、ラインアプリで無料通話を積極的に使いたいと考えますよね。
しかし、ラインの無料通話は音声をデータに変えて、データ通信をして通話をしています。
通話料はかからなくてもデータ量を消費してしまいます。
格安SIMは大手キャリアと同じように、4G LTEの高速通信は毎月3GBまでなどプランによってギガ数が決まっています。
いくらラインの通話が無料でも、制限なく長電話していると、ギガ数がなくなって速度制限になってしまう可能性があります。
ラインの通話をするとどれくらいのデータ量を消費するのか見ていきましょう。
ラインの音声通話のデータ量
ラインの無料通話で音声通話を利用した場合の通信量の目安は以下のようになります。
- 1分あたり…約0.3MB
- 1時間あたり…約18MB
音声通話は音声データのやり取りしかしませんので、通信量はそこまで大きくありません。
たとえば2~3時間という大変な長電話をしたとしても、100MBに届きません。
よっぽど毎日長電話する人でない限り、音声通話のデータ量はそこまで気にしなくても大丈夫でしょう。
ラインのビデオ通話のデータ量
ラインのビデオ通話のデータ量は以下のようになります。
- 1分あたり…約5MB
- 1時間あたり…約300MB
ビデオ通話は画像データの送受信をしますので、それだけ通信量が大きくなります。
仮に1日1時間のビデオ通話をすると、1ヶ月で約9GBもデータ量を消費してしまうことになります。
1ギガでどれくらい通話できる?
1GBで通話できる時間を計算すると以下のようになります。
1GBは1,000MBなので、1回約18MBの1時間の音声通話は、約55回できる計算になります。
ビデオ通話を1時間すると約300MBなので、1GBならビデオ通話約3回しかできません。
ライン通話が使い放題の格安SIM

ラインの通話はそこまで大容量の通信はしませんが、やはり長電話をすると気になってしまうもの。
そこで、ラインの通話がいくらでも使い放題になる格安SIMを紹介します。
ラインに関しては全てカウントフリー!LINEモバイル
ラインをよく利用する人にとってはメリットが多い格安SIMがLINEモバイルです。
それもそのはず、運営会社がラインなので、自社のサービスであるラインが使いやすくなっているのも当然ですよね。
LINEモバイルではラインの音声通話はもちろん、ビデオ通話もカウントフリーになります。
カウントフリーになるということは、どれだけ使ってもデータ量を消費しないということなので、通話時間を気にせずライン通話ができるということになります。
普段からラインをたくさん使う人にとっては魅力的な格安SIMです。
また、ラインのアプリでタイムラインを見ているときの通信や、タイムラインに貼り付けられたスタンプや画像、動画を再生するときのデータ量もカウントフリーです。
そのほかに、ラインのサービスであるLINE MUSICの通信量もカウントフリーにすることができます。
LINE MUSICは音楽聴き放題のサービスで、LINEモバイルとセットで契約できます。
楽曲ファイル(1曲あたり10~20MB)の通信がカウントフリーになりますので、外出先で音楽をたくさん聞く人にはメリットがあります。
低速モードでも動画が見れる!楽天モバイル「スーパーホーダイ」
ラインの通話をよくする人におすすめできる格安SIMとして、楽天モバイルがあります。
楽天モバイルはスーパーホーダイというプランがあり、毎月のデータ通信量(ギガ数)を消費しない低速通信でも最大1Mbpsの速度が出るのが特徴です。
ということは、最大1Mbpsの速度でできることは、いくらでも使い放題ということになります。
スーパーホーダイの低速でライン通話は可能?
1Mbpsの速度があればネット閲覧はもちろん、YouTubeのような動画再生もできます。
ライン通話の場合、音声通話は使うデータ量が小さいので、最大1Mbpsあれば問題なく使えます。
ビデオ通話についても、最大1Mbpsあれば基本的に途切れず使えます。
混雑時の低速時(最大300Kbps)でライン通話は可能?
ひとつ注意点として、スーパーホーダイの低速通信は、混雑時間帯(12:00~13:00と、18:00~19:00)は最大300Kbpsになります。
この時間帯は会社員や学生のお昼休みや帰宅時間になりますので、利用者が非常に多く、速度が制限されるためです。
この最大300Kbpsという速度ですが、ラインの音声通話ならば問題なく使えます。
ただし、ビデオ通話については、速度不足で映像が途切れてしまう場合があります。
このように、楽天モバイルでもスーパーホーダイプランを選べば、基本的にはどれだけラインの通話をしてもデータ量を消費しないということになります。
混雑時間帯のビデオ通話は速度が不足するということだけ注意しておけばラインの利用で困ることはないでしょう。
おすすめは楽天モバイルのスーパーホーダイ

ラインでよく通話する人におすすめの格安SIMですが、総合的に比較すると楽天モバイルのスーパーホーダイがおすすめです。
スーパーホーダイは国内通話10分かけ放題と高速通信2GBがセットになったプランで月額料金は月々2,480円です。
一方でLINE モバイルの場合はオプションなしでラインアプリの通信がカウントフリーになるプランでは3GBで月々1690円です。
そこに月額880円の10分かけ放題オプションを加えると月々の料金はスーパーホーダイより少し高くなってしまいます。
LINE モバイルでメリットがあるのは、お昼と夕方(12:00~13:00と、18:00~19:00)にビデオ通話を頻繁に使いたい人です。
楽天モバイルのスーパーホーダイなら、低速通信を上手に活用すれば、ラインの通話だけでなく、外出先でのネット閲覧やライン以外のSNS、YouTubeなどの動画視聴もカウントフリーで楽しめます。
お昼と夕方(12:00~13:00と、18:00~19:00)は低速でビデオ通話は厳しいですが、どうしてもビデオ通話をしたいならそのときだけ高速通信を使うという方法もあります。
ラインの通話を特にたくさん使う人でも、総合的に考えると楽天モバイルのスーパーホーダイがおすすめです。
まとめ
ライン通話のデータ量は、音声通話なら1時間あたり約18MB、ビデオ通話なら1時間あたり約300MBです。
ラインの通話をカウントフリーにできるのはLINEモバイルが有名ですが、実は楽天モバイルのスーパーホーダイの低速通信でもカウントフリーでライン通話ができます。
格安SIMは大手キャリアと比べて通話料が高くなりやすいため、プランを上手に選んで、無料通話アプリを積極的に使っていきましょう。