格安SIMのメリットといえば、大手キャリアから月額料金が大幅に安くなることです。
実際キャリアから格安SIMに乗り換える人のほとんどは料金の節約が目的だと思います。
それに加えて、料金以外に何かメリットはないのかということも気になりますよね。
そこで今回は格安SIMのメリットについて詳しく解説します。
大手キャリアから乗り換えを検討している人、格安SIMに興味がある人はぜひ参考にしてください。
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目次
メリット1.格安SIMの最大のメリットは料金が安くなるところ

格安SIMのメリットで一番大きいのが、毎月の料金が安くなるところです。
格安SIMという名前からも分かるとおり、回線の質やサービスの質よりも、料金が安いことが最大の特徴です。
月額料金は大手キャリアの半額~3分の1に
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、毎月の料金は半額から3分の1まで下がることが多いです。
格安SIMの音声プランでは、月額料金は1,500円~3,500円程度になることが多いです。
音声通話のかけ放題をつけるかどうか、データ通信がどれだけ使えるかなどでプランがありますが、よほどデータ量が多いプランにしない限り、3,000円程度におさまることがほとんどです。
大手キャリアでは毎月6,000円程度かかることが多いため、半額から約3分の1程度となります。
1ヶ月あたりでこれだけの差が出ますので、年間の携帯電話代を考えると、大きな節約になるでしょう。
使用頻度が低いならさらに節約可能
もし携帯電話自体をあまり使わない人なら、オプションサービスをつけずに最低料金で使えば、月々1,500円程度からで利用することができます。
データ通信は自宅のWiFiを使い、音声通話はラインなどの無料通話を使うというように徹底的に節約すれば、月額2,000円もかからずに回線維持できます。
まったくデータ通信を使わないなら高速通信がないプランもありますので、サブの回線として使うのもおすすめです。
たとえば、楽天モバイルの音声プランで高速通信なしで契約すると、月額1,250円で利用できます。
大手キャリアでは考えられない低価格で利用できるのが格安SIMのメリットです。
メリット2.契約の縛りは最低利用期間のみ

格安SIMのもうひとつ大きなメリットとして、契約の縛りがゆるいということがあります。
格安SIMでは最低利用期間が半年~1年で決められており、その後の契約更新がないため、最低利用期間さえ経過すればいつでも好きなときに解約できます。
音声SIMの最低利用期間は6ヶ月~12ヶ月が基本
格安SIMの音声プランでは、最低利用期間は6ヶ月~12ヶ月が基本です。
ほとんどの会社は12ヶ月(1年間)が最低利用期間となり、違約金は9,800円程度が相場です。
OCNモバイルONEのように、最低利用期間が6ヶ月しかなく、それ以降はいつ解約しても違約金が発生しないという会社もあります。
大手キャリアに比べると気軽に契約できるのがメリットです。
最低利用期間を過ぎた後の自動更新がない
格安SIMと大手キャリアでの大きな違いが、期間契約の自動更新がないところです。
大手キャリアでは2年縛りの場合、2年間の契約期間が経過すると更新月を挟んでさらに2年間の契約がスタートします。
解約や乗り換えをするには、更新月のうちに忘れずに手続きをしておかないと、高額の違約金が発生してしまいます。
格安SIMの場合は最低利用期間があるだけで、その後の自動更新はありません。
最低利用期間が12ヶ月なら、12ヶ月経過した後はいつ解約しても違約金が発生しないため、縛りが格段にゆるくなっています。
データSIMは最低利用期間がないことも
さらに格安SIMでは音声通話がないデータ専用のプランでは最低利用期間が3ヶ月程度だけだったり、全くないこともあります。
最初の事務手数料はかかりますが、必要なくなったらいつでも解約できるため、気軽に利用できるのがよいところです。
メリット3.新規加入時の初期費用が安い

格安SIMはインターネットのような固定回線がありませんので、新規加入時の初期費用が安いというメリットがあります。
キャリアで購入したスマホを持ち込めば端末費用はかかりませんし、光回線のような工事はもちろんありません。
格安SIMの初期費用は通常3,000~6,000円程度で、キャンペーンで安くなったり、実質無料になることもあります。
ほとんどの場合が料金節約のために乗り換えるのが格安SIMなので、初期費用が安くすむというメリットは重要ですよね。
一般的な初期費用は事務手数料とMNP転出費用
格安SIMに加入するときの初期費用は、最初に一回だけ発生する契約事務手数料です。
金額は会社によって違いますが、3,000~3,600円程度になることが多いです。
それに加えて、SIMカード手配料として300~400円程度がかかることがあります。
格安SIMから請求される初期費用に加えて、電話番号そのままで乗り換える場合は、前の会社でMNP転出手数料がかかります。
MNPの手数料はドコモの場合は2,000円、auやソフトバンクは3,000円です。
これらを合計すると、事務手続きにかかる手数料は3,000~6,000円程度となります。

キャンペーンで初期費用が安くなることも
格安SIMは新規ユーザーを呼び込むために、音声プランの新規加入者向けにキャンペーンを行っていることが多いです。
キャンペーンが充実している格安SIMを選ぶことで、さらに初期費用を安くすることもできます。
初期費用が安くなるキャンペーンとしては以下のようなものがあります。
事務手数料が無料になるキャンペーン
格安SIMの会社によっては、期間限定キャンペーンで事務手数料3,000円程度が無料になったり1円になったりすることがあります。
キャンペーンを活用すれば、MNPで乗り換えの場合は2,000~3,000円程度で、電話番号新規取得なら初期費用ほぼ無料で開通することもできます。
初月~数ヶ月間キャンペーン
格安SIMでは開通月の月額料金は無料になっていることが多いです。
格安SIMはMNPで他社から乗り換えて加入する人も多いため、初月に料金がかかると、乗り換えした月は前の会社と新しい会社の両方から月額料金が請求されてしまいます。
そうすると初期費用が高くなってしまうのですが、初月無料の格安SIMを選べば、開通月の料金が大きく変わらずスムーズに乗り換えできます。
さらに、開通から3ヶ月間など、しばらくの間月額料金が安くなるキャンペーンを実施している格安SIMもあります。
格安SIMに乗り換えしてしばらくは月額料金が1,000円以下になることもありますので、乗り換えのためにかかった事務手数料やMNP手数料の分を節約できます。
キャッシュバックキャンペーン
さらに、格安SIMの会社や申し込む時期によっては現金キャッシュバックキャンペーンが実施されていることもあります。
キャッシュバックは開通後半年~1年経過したころにもらえることが多いですが、上手に活用すれば乗り換えのコストを大幅に節約することができるでしょう。

まとめ
格安SIMの最大のメリットは、その名前のとおり料金が安くなるところにあります。
通話や通信の質や店舗などサービスの手厚さでは大手キャリアにはかないませんが、シンプルなサービス内容で、料金面では大幅に節約できるのがメリットです。
また、キャリアのように2年縛りがなく、最低利用期間を過ぎた後はいつでも違約金なしで解約できるのもよいところです。
音声プランでは新規加入者向けのお得なキャンペーンがありますので、最低利用期間が経過する半年~1年ごとに会社を変えるというのもよいでしょう。
乗り換えにあたっての初期費用もそこまで高くありませんので、携帯代を安くしたい人は一度検討してみてはいかがでしょうか。
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