格安SIMもかなり一般的になってきましたので、料金節約のために大手キャリアから乗り換えを検討している人も多いのではないでしょうか。
しかし、格安SIMの多くはドコモ回線が使われていますので、auから乗り換える人は今までと提供エリアや使い勝手が変わらないか気になりますよね。
最近はau回線の格安SIMも増えてきていますので、これまでauを使っていた人は、au回線の格安SIMを検討してみるのがおすすめです。
今回は格安SIMのauプランについて解説しますので、乗り換えを検討するときの参考にしてください。
目次
auの人がau回線の格安SIMを選ぶメリット

格安SIMの公式サイトを見ていると、ドコモプランやauプラン、ソフトバンクプランなどに分かれているのを見たことがあるはずです。
格安SIMはキャリアから回線を借りて運営されていますが、ユーザーはドコモ、au、ソフトバンクのうち、どの回線を使ったプランに加入するか選ぶことができます。
これまでauを使っていた人は、au回線を使ったプランに乗り換えれば、今までとあまり変わらない使い勝手で利用できるというメリットがあります。
auの人はauプランがおすすめの理由としては以下のようなことがあります。
- auで購入したスマホはそのまま使えることが多い
- 音声通話の質はauのときと基本的に同じ
- auのときに電波が届いていたエリアなら格安SIMでも電波が届く可能性が高い
au回線の格安SIMなら、auで買ったスマホはSIMロック解除せずそのまま使えることが多いです。
格安SIMの公式サイトで動作確認済みと記載されていれば、SIMカードを差し替えるだけでそのまま使えるので便利です。
音声通話やデータ通信の提供エリアは基本的にauのときと同じです。
田舎に住んでいる人や地下などでよく使う人で、これまでどおりのauの提供エリアで使いたいなら、au回線の格安SIMを選べば安心です。
auプランはドコモプランより少しだけ料金が高いこともありますが、これまでどおり使える安心感があるのがメリットです。
【最新版】au回線が使える格安SIM会社5社を紹介

au回線を使ったプランが選べる格安SIMの会社を紹介します。
以前はauプランといえばUQモバイルかマイネオぐらいしかなかったのですが、格安SIMユーザーが増えるに従ってauプランやソフトバンクプランを導入する会社が増えてきています。
UQモバイル
UQモバイルはau回線を使った格安SIMの代表的なサービスです。
積極的にテレビCMや電車広告などを出していますので、知名度も抜群ですよね。
運営会社のUQコミュニケーションズはKDDIの子会社、UQモバイルはauのサブブランドです。
他社の格安SIMと比べて回線の質がよく、データ通信の速度が安定して速いのが特徴です。
mineo(マイネオ)
マイネオは関西電力のグループ会社が運営する格安SIMです。
マイネオはドコモ回線以外のMVNOプランを他社に先駆けて導入した会社として有名です。
現在はドコモ、au、ソフトバンクの3種類の回線が選べるようになっています。
BIGLOBEモバイル
インターネットプロバイダとして歴史のあるBIGLOBEの格安SIMがBIGLOBEモバイルです。
ビッグローブ株式会社は2016年からKDDIの子会社になっていますので、格安SIMでもauプランを導入しています。
BIGLOBEモバイルはYoutubeなどのデータ通信がカウントフリーになるエンタメフリーオプションが人気ですが、auプランでも使えます。
楽天モバイルのスーパホーダイはドコモプラン限定なので、au回線でデータ使い放題に興味があるならBIGLOBEモバイルがおすすめです。
IIJ mio
IIJ mioはドコモプランとauプランの2種類がありますが、音声SIMプランならどちらを選んでも料金が全く同じなので、好みで選ぶことができます。
加入時の事務手数料が1円になり、月額料金が3ヶ月割引になるキャンペーンを長期間実施していますので、初期費用を安くおさえたい人におすすめです。
楽天モバイル
楽天モバイルはドコモ回線がメインですが、au回線も選べます。
楽天モバイルユーザーは楽天市場でもらえるポイント倍率がアップしたり、楽天モバイルの支払いで楽天ポイントが使えるなど楽天ユーザーにはメリットがある格安SIMです。
ただし、楽天モバイルで人気のスーパホーダイプランはドコモ回線専用で、auプランでは選択できませんので注意してください。
楽天モバイルは2019年に第4のキャリアとして自社に移行予定ですが、希望者はau回線のMVNOの契約を継続できます。
auから格安SIMに乗り換え!手続き方法は3ステップ

それでは実際にauから格安SIMに乗り換えするときの手続方法を解説します。
おおまかな全体の流れとしては以下のようになります。
auの更新月や手持ちのスマホがそのまま使えるかを確認
まずauの会員ページにアクセスして、契約更新月を確認しましょう。
更新月以外に解約すると違約金がかかりますので注意してください。
また、今まで使っていたスマホを使いたいなら、乗り換え先の格安SIMで動作確認済みかどうか確認しておきましょう。
格安SIMの公式サイトにアクセスすると「動作確認済み機種一覧」といったページがありますので、メーカー名やスマホの機種名から動作確認済みかどうか調べることができます。
auでMNP予約番号を発行
電話番号そのままで乗り換えるなら、格安SIMに申し込みをする前に、auに連絡をしてMNP転出手続きを行い、MNP予約番号を発行します。
auでのMNP手続きは3つの方法があります。
- auのコールセンターに電話する
- auショップに行って手続きする
- WEBで手続きする
おすすめの手続き方法はコールセンターに電話するか、auショップでの手続きです。
解約時に違約金が発生しないかなどしっかりと確認してからMNP予約番号を発行したいところなので、auのスタッフに口頭で確認しながら進めた方が安心できるからです。
なお番号そのまま乗り換えでなく、電話番号が変わってもよいなら、MNP転出手続きではなく、auの解約手続きを行います。
乗り換え先の格安SIMに申し込み
MNPの手続きが完了すると、MNP予約番号が発行されますので、それからやっと格安SIMに申し込みを開始することになります。
格安SIMに申し込みをすると電話番号を新規取得するかMNP転入するか選ぶ項目があります。
電話番号そのままで乗り換えするなら、auで発行してもらったMNP予約番号を入力します。
その後、格安SIMの会社に本人確認書類を送信してSIMカードが届くのを待ちます。
乗り換え先の格安SIMが開通したら、それと同時にauが解約されるという流れになります。
まとめ
au回線が使える格安SIMはあまり種類は多くありませんが、KDDI子会社のUQモバイルやマイネオなど有名な格安SIMがあります。
auから格安SIMに乗り換えるなら、これまでと同じ感覚で使えるau回線にしておけば何かと安心できるでしょう。
もちろん、端末のSIMロック解除をするか、SIMフリースマホを用意すれば、ドコモ回線やソフトバンク回線のプランに乗り換えても大丈夫です。
同じ格安SIMの会社でもドコモ回線やau回線、ソフトバンク回線で料金が違うこともありますので、総合的に検討して自分に合ったプランを見つけてください。