格安SIMの会社を選ぶときや加入するプランを検討するときに重要なのが、データ通信容量です。
月の半ばでギガ数を使い切ってしまい、速度制限になるとスマホの便利さが半減してしまいますよね。
外出先でスマホを使うことが多い人や、外でも動画視聴やゲームを思い切り楽しみたい!という人は、データ無制限の格安SIMを検討してみるのがおすすめです。
「データ無制限なら、月額料金が高いのでは?」と思うかもしれませんが、実は格安SIMなら毎月2,500円程度でデータ無制限を実現することも可能です。
今回は格安SIMをデータ無制限で使う方法やプランの選び方について詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。
目次
データ無制限の格安SIMの選び方
格安SIMのデータ通信は、大手キャリアの回線を借りて4G LTE通信が利用できます。
毎月の高速通信容量が3GBや6GBなど契約するプランによって決まっていて、そのデータ量までは高速通信が使えるという仕組みです。
格安SIMでは、この高速通信が無制限に使える使い放題プランは、今のところどの会社にもありません。
もし実効速度で1~30Mbps出るような高速通信を無制限で使い放題にしたいなら、格安SIMでは実現できませんのでポケットWiFiサービスに加入する必要があります。
格安SIMでデータ通信が無制限になるプランとしては、以下の2種類です。
低速通信の速度が速いサービスは楽天モバイルのスーパーホーダイとUQモバイルのデータ無制限プランです。
こちらは速度が最大500~1Mbpsと高速通信よりは遅いですが、月額料金が安いことがメリットとなります。
特定のサービスの通信だけ無制限になるのは、BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションや、LINEモバイルのSNSのカウントフリーです。
動画視聴やSNSなど特定の用途だけなら高速通信の速度でデータ消費がゼロになるのがメリットですよ。
データ無制限で使い放題の格安SIM
データ量を消費しない低速通信の速度が速く、データ無制限で使える格安SIMとして、楽天モバイルとUQモバイルがあります。
楽天モバイルのスーパーホーダイ
楽天モバイルはドコモ回線でスーパーホーダイというプランがあり、通話の10分かけ放題に加えて、低速通信の速度が最大1Mbpsで使うことができます。
普通は低速通信の速度は最大300Kbps以下になりますので、ネットを閲覧するのにも画像のダウンロードに時間がかかるようになり、快適に使うことができなくなってしまいます。
しかしスーパーホーダイなら混雑時以外は最大1Mbpsになりますので、ネット閲覧やSNSを楽しむ程度なら快適に使用できます。
さらに画質を落とせばYouTubeやAbemaTVなどの動画を楽しむこともできますし、アプリのダウンロードも可能になります。
データ量を消費しない低速通信でも快適に使えることから、データ無制限で使える格安SIMとしておすすめできるサービスです。
スーパーホーダイの料金は高速通信が2GBのプランで月1,980円で利用できますので、キャリアと比較すると大幅に安くなります。
高速通信と低速通信の切り替えも簡単にできる
楽天モバイルのよいところは、高速通信と低速通信を簡単に切り替えできるところです。
楽天モバイルではSIMアプリというスマホアプリが用意されており、アプリを起ち上げて最初の画面に高速データ通信のオン・オフスイッチがあります。
このスイッチをタップするだけで高速データ通信がオフになりますので、スーパーホーダイに加入している方はデータ量を消費せず最大1Mbpsで使い放題になります。
高速通信にしたくなったら再度アプリを起ち上げてオン・オフスイッチをタップしてオンに戻すだけです。
こまめに高速・低速を切り替えることで、最も安い2GBのプランでもデータのやりくりがしやすくなります。
UQモバイル
UQモバイルにはデータ無制限プランがあり、最大500Kbpsの速度で無制限使い放題を利用することができます。
データ無制限プランの料金は音声通話とセットで月額2,680円、データSIMの場合は1,980円です。
最大500Kbpsの速度が出れば、ネット閲覧やSNSは快適に使うことができます。
画質を落とせば動画視聴をすることもできるので外で動画を楽しみたい方にもおすすめできるサービスです。
UQモバイルはauのサブブランドの格安SIMで、au回線のみで運営されています。
楽天モバイルのスーパーホーダイはドコモ回線限定で、auプランでは選べませんので、au回線でデータ無制限にしたいなら、UQモバイルがおすすめです。
特定の用途でデータ無制限になる格安SIM
格安SIMでは、あらかじめ決められたエンタメ系のアプリや、SNSアプリなど、特定の用途のデータ通信だけが無制限になるサービスもあります。
大手キャリアにはない格安SIMオリジナルのサービスなので、どのようなものかチェックしておきましょう。
BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー」
BIGLOBEモバイルでは、基本の音声SIMプランにプラスしてエンタメフリーオプションに加入すれば、エンタメ系のアプリの通信でデータ量を消費しないカウントフリーになります。
エンタメフリーオプションは月額480円と料金も安いので気軽に利用できます。
エンタメフリーオプションでは以下のサービスの通信がカウントフリーになります。
主に動画サービス、音楽配信サービスが使い放題になりますが、YouTubeとAbemaTVが無制限で視聴できるのは嬉しいですね。
BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションは高速通信の速度でデータ無制限になりますので、楽天モバイルやUQモバイルの低速通信無制限より通信速度が速いのがメリットです。
たとえば、YouTubeなど動画サービスなら画質をよくしても快適に視聴できます。
外出先でたくさん動画視聴を楽しみ、しかも画質にもこだわりたいという人におすすめです。
LINEモバイルの「主要SNSカウントフリー」
LINEモバイルでは、以下のようにLINEアプリなどSNSを中心に無制限で使い放題になります。
たとえば、LINEアプリで無料通話やビデオ通話をしたり、タイムラインで画像やスタンプをダウンロードするときのデータ通信が無制限になります。
コミュニケーションフリープランにすると、LINEだけでなくFacebookやInstagramなどの通信も無制限です。
SNS好きな人やLINEのヘビーユーザーにとってはメリットのある格安SIMとなるでしょう。
まとめ
格安SIMでは高速通信のデータ無制限はありませんが、一部でデータ量を消費しない低速通信の速度が速いサービスがあります。
楽天モバイルのスーパーホーダイは混雑時間帯以外は最大1Mbpsの速度がでますし、UQモバイルのデータ無制限プランでは最大500Kbpsで常時データ無制限です。
最大1Mbpsの速度があれば大抵のことはストレスなくできますので、楽天モバイルのスーパーホーダイは口コミでも評判が良好です。
動画視聴など特定の用途だけでデータ無制限にしたいなら、BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションやLINEモバイルを検討しましょう。
一度普段のデータ通信の使い道を振り返ってみて、自分に合った最適なプランを見つけてください。